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    <title>ミネラルウォーター入門</title>
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    <updated>2011-09-20T17:10:48Z</updated>
    <subtitle>ミネラルの補給に、ダイエットに、そして、料理をさらにおいしくする。水を賢く選んで、上手に使おう。</subtitle>
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    <title>ミネラルウォーターのある暮らし</title>
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    <published>2021-09-20T17:04:37Z</published>
    <updated>2011-09-20T17:10:48Z</updated>

    <summary>ミネラルウォーターは、水道水のかわりではありません。それぞれの水がそれぞれの個性、適性を持っています。それを正しく理解し、うまく使うことができれば、ダシの旨みを余すところなく引きだし、ごはんをふっくらと炊き上げ、コーヒーの香りとコクを高めてくれます。</summary>
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        <category term="ミネラルウォーターの基礎" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.jenna-mccorkell.com/water/">
        <![CDATA[<p>
	10年ほど前までは「タダの水が牛乳より高いなんて信じられない」という意見があたりまえでした。しかし、今やミネラルウォーターは、私たちの暮らしにとって欠くことのできない存在になっています。</p>
<p>
	日本ミネラルウォーター協会のまとめによれば、2004年のミネラルウォーターの国内生産量と輸入量の合計は、過去最高の１６２万7000キロリットルにも達しました。94年の統計が55万9000キロリットルですから、この10年間で３倍近くも成長を遂げたことになります。これを国民一人あたりの年間消費量に換算すると、12.7リットルとなり、イギリスやカナダに迫ろうかという勢い。このデータは赤ちゃんやお年寄りも含めた日本人全体の平均ですから、水事情の悪い大都市の20～30代の人だけを対象にすれば、その数倍にもなると考えられます。もはやミネラルウォーターはただの嗜好品ではなく、生活必需品のひとつとして一般家庭に浸透したと言えるでしょう。</p>
<p>
	現在、日本国内に流通しているミネラルウォーターの数は５００種類以上といわれています。テレビコマーシャルで知られる有名メーカーの水、地方の会社が村おこしの名産品として販売している水、そしてフランスやアメリカなどから愉人された外川岸の水など多種多様なミネラルウォーターがコンビニエンスストアやスーパーで販売されています。</p>
<p>
	しかし、これだけポピュラーな存在になっているにもかかわらず、ほとんどの消費者が、ミネラルウォーターを十分に使いこなしていないというのが実際のところだと思います。</p>
<p>
	ミネラルウォーターは、水道水のかわりではありません。それぞれの水がそれぞれの個性、適性を持っています。それを正しく理解し、うまく使うことができれば、ダシの旨みを余すところなく引きだし、ごはんをふっくらと炊き上げ、コーヒーの香りとコクを高めてくれます。また最近では医学的な見地からも注目を集めており、正しい飲み方と量を心がけることで、便秘解消に役立ち、疲労回復を助け、さますまな生活習慣病を予防し、美容や<a href="http://top.realcoms.co.jp/list.html?category_list=498" target="_blank">ダイエット</a>にも役立つと考えられています。</p>
<p>
	このサイトは、そうしたミネラルウォーターの個性、特徴を正しく理解し、より知識を深めてもらうための実用的なガイドです。</p>
<p>
	スーパーの棚に並んでいるものを比べただけでは、どれも同じように見えるミネラルウォーターですが、実はそれぞれに異なった個性を持っています。水道水よりも<a href="http://www.lions201v5.org/mineral/cat/post.html" target="_blank">ミネラル</a>が少ない水もあれば、牛乳に匹敵するほどカルシウムが豊富な水もあります。また日本料理に抜群の適性を持つ水もあれば、洋風料理にしか向かない水もあるのです。厳密にいえば、緑茶、紅茶、コーヒーそれぞれに適する水が違います。そうした個性に合わせてミネラルウォーターを使い分けることができれば、ミネラルウォーターの持つ価値がまったく変わってきます。</p>
<p>
	生活必需品として広く認知されてきたとはいえ、日本のミネラルウォーターの値段はヨーロッパやアメリカに比べればかなり割高。一般の消費者の感覚からいってもまだまだ安いとはいえないのが実情です。だからこそ、このサイトを活用して、ミネラルウォーターをムダなく有効に使いこなして下さい。<span _fck_bookmark="1" style="display: none">&nbsp;</span></p>
]]>
        
    </content>
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    <title>ミネラルウォーターを分類する</title>
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    <published>2011-09-20T17:19:13Z</published>
    <updated>2011-09-20T17:26:08Z</updated>

    <summary>硬度とは、その水１リットル中に含まれているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計量を数値化したものだ。わかりやすく言えば、水の中にカルシウムとマグネシウムがどれだけ溶け込んでいるかを、数字であらわしたものである。だからカルシウムとマグネシウムが少ない水が軟水であり、多い水加硬水ということになる。</summary>
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        <category term="ミネラルウォーターの選び方" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.jenna-mccorkell.com/water/">
        <![CDATA[<p>
	ここでは、それぞれのミネラルウォーターをもう少し細かく分類し、解説していまず、ミネラルウォーターには無殺菌のものと殺菌（または滅菌）したものがある。</p>
<p>
	そして殺菌したミネラルウォーターには、その処理のやり方によって、加熱殺菌したもの、濾過滅菌したもの、オゾン殺菌したもの、紫外線殺菌したもの、あるいは複数の処理を組み合わせて行ったものがある。</p>
<p>
	また、そうした殺菌処理をした上に、人工的なミネラル分の添加、調整をしたもの、または複数の水源の水を混ぜ合せたミネラルウォーターがある。</p>
<p>
	あとは炭酸ガスを含む「発泡性」なのか「無発泡性」なのかという分け方もある。加えてその水に含まれるミネラル成分による分類もある。硬度の低い軟水か、硬水か、その中間である中硬水であるかというのがそれだ。</p>
<p>
	硬度とは、その水１リットル中に含まれている<a href="http://www.lions201v5.org/mineral/cat1/cat2/post-8.html" target="_blank">カルシウムイオン</a>と<a href="http://www.lions201v5.org/mineral/cat1/cat31/post-30.html" target="_blank">マグネシウムイオン</a>の合計量を数値化したものだ。わかりやすく言えば、水の中にカルシウムとマグネシウムがどれだけ溶け込んでいるかを、数字であらわしたものである。だからカルシウムとマグネシウムが少ない水が軟水であり、多い水加硬水ということになる。</p>
<p>
	硬度の計算方式は国によって異なるが、日本では「簡便計算方式」と呼ばれるものが広く使われている。「カルシウム量ｍｇ／Ｌ」　&times;２+５十マグネシウム量（ｍｇ／Ｌ）&times;４.１」というのがそれである。</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
	例えば「Ａ」という水のラペルに、カルシウムが１リットル中50ミリグラム、マグネシウムが20ミリグラム含まれているとすると、50（ｍｇ／Ｌ）&times;２.５＋20（ｍｇ／Ｌ）&times;４.１＝２０７、つまり「硬度２０７」ということになるわけだ。</p>
<p>
	日本の理化学辞典では、硬度が０～１７８未満のものを「軟水」、１７８以上３５７未満のものを「中間の水」、３５７以上を「硬水」と定義している。だが、これではわかりにくいということもあって、最近は便宜的に、硬度１００以下のものを「軟水」、硬度１０１以上３００以下のものを［中硬水］、３０１以上のものを「硬水」と呼ぶことが多いようだ。</p>
<p>
	硬度はまた、その水の適性のひとつの目安となる。</p>
<p>
	硬度の低い軟水は、飲んで清涼感があり炊飯や料理には向くが、飲むことによってミネラルを摂取するという目的には向かない。反対に硬水は料理はもちろん、緑茶や紅茶をいれるのにも不向きだが、飲みごたえがあり、不足しがちなミネラルを体内に補給することができる。また中硬水はその中間のスタンスを持ち、料理やお茶に使用してもそれほどの違和感もなく、ミネラル摂取の補助的な役割も果してくれる、というわけだ。</p>
<p>
	そして同じ硬水でも、そのミネラルバランスによって微妙に味わいがちがってくる。カルシウムは適度であれば水にキリッとした喉ごしのよさを与えてくれるが、比率が高いと舌に重く感じられるようになるし、マグネシウムは少なければ甘みがあるが、多ければ苦味が感じられる。また塩化ナトリウムが増えれば塩辛くなり、硫酸ナトリウムが増えると渋味が出てくると言われている。だから、それぞれのミネラルが、味覚的な欠点が出てこない程度にバランス良く含まれていれば、たとえ硬水であっても、おいしくかつ飲みやすい水になる。</p>
<p>
	そしてもうひとつ、ペーハー値によって水を分類することもできる。</p>
<p>
	ペーハー値とは、溶液中の水素イオン濃度を表す数値。わかりやすくいえばその水が酸性かアルカリ性かを示す目安である。ｐＨ7.0を中性とし、それより数値が大きいものをアルカリ性、小さいものを酸性と呼ぶ。</p>
<p>
	人間が飲む水としては、アルカリ性や酸性が強すぎるものは向かない。ただしミネラルウォーターのペーハー値は５.０から９.０の間におさまるものがはとんどで、この程度の数値であれば健康にはまったく間題はない。また発泡性のミネラルウォーターに酸性の水が多いのは炭酸ガスが含まれているためで、これも健康に影響を与えることはない。</p>
<p>
	最近はｐＨ７.１～８.５程度の弱アルカリ性の水を&rdquo;アルカリイオン水&rdquo;と称して「健康促進に効果がある」と謳っている。これは、人間の健康時の血液が常にｐＨ7.35～7.45の弱アルカリに保たれているため、弱アルカリの水が無理なく体内に吸収される、ということをその根拠としている。それ自体は誇張表現ではないが、より具体的な&rdquo;病気が治る&rdquo;といった効果が認められたという医学的、臨床的データは僕の知る限りない。あまり過信をしないのが賢明というものだろう。</p>
<p>
	こうした細かい分類ができるようになれば、その用途に合わせてミネラルウォーターを選択し、使い分けることが可能となる。そのためには、ブランドーイメージや値段にまどわされずに、ラペルの表示をしっかりと見ることが大切である。</p>
<p>
	まず、ラペルにその水に含まれているミネラル成分の一覧表が記載されていれば、そのミネラルウォーターはある程度信頼できる。</p>
<p>
	そしてそこに表示されている硬度が３０１以上であれば、その水は硬水であると判断できるし、仮にカルシウムが多くてマグネシウムが少ないという特徴があるとすれば、重い水だが苦味が少なく飲みやすいと考えることができる。</p>
<p>
	殺菌方法が加熱処理なのか、濾過なのか、あるいは無殺菌なのかを読み取れば、その水の品質管理に対する考え方がわかるだろう。　だいたいの水が硬度20から１００の問に収まってしまう日本のミネラルウォーターに対し、輸入の水は蒸留水に近いものから、硬度1816の超硬水「ナノジンガー　グルメ」まで、その範囲は非常に幅広く、選択肢も多い。</p>
<p>
	また、１リットルあたりのカルシウム含有量が67.6ミリグラムに対してナトリウムはわずか1.9ミリグラムしかない『バルヴェール』や、反対にカルシウムは45.2ミリグラムしかないのにナトリウムが４５３ミリグラムもある『ヴァルス』など、独自の特徴を待った水が輸入品には多く、各々の個性がきわだっている。</p>
<p>
	もっとも賢いミネラルウォーターの選び方は、あらかじめその用途をはっきりさせておいてから、それに合うミネラルバランス、処理方法を取っている水を探しだすことである。</p>
<p>
	例えば、純粋に飲み水としておいしく、かつミネラルの多い水を選びたい場合は、カルシウムが多くマグネシウムやナトリウムが比較的少ないというバランスを待ち、酸素や炭酸ガスが失われていない無殺菌の「ナチュラルミネラルウォーター」がいい。</p>
<p>
	昆布やかつおぶしのだしを取る水として、あるいは日本茶をいれるのに使いたいという場合は、ミネラルの少ない軟水を選ぶべきだ。この場合、後で加熱することがはっきりしているのだから、加熱殺菌をした水でも間題はない。</p>
<p>
	スポーツの後や出産の前後にミネラルを補給したい、という用途であれば、とりあえずおいしさは度外視して硬度の高い水を探そう。</p>
<p>
	食事の合間に飲む水ならば、口の中を爽やかにしてくれる発泡性の水が向いている。<span _fck_bookmark="1" style="display: none">&nbsp;</span></p>
]]>
    </content>
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    <title>ウォーターサーバーを比較する</title>
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    <published>2011-07-30T15:07:18Z</published>
    <updated>2011-07-30T15:13:35Z</updated>

    <summary> 	昨今、水の関するニュースなどが多くあります。水道水の安全性に伴いミネラルウォ...</summary>
    <author>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.jenna-mccorkell.com/water/">
        <![CDATA[<p>
	昨今、水の関するニュースなどが多くあります。水道水の安全性に伴いミネラルウォーターが人気のようです。</p>
<p>
	それといっしょに重い水を宅配で自宅まで、持って来てくれて水の宅配が人気です。安心・安全な水を毎日飲むことができるので関心が高いですね。</p>
<p>
	ミネラルウォーターも色々あり、方式や水が色々あり、<a href="http://waterserver.saisin-hikaku.com/" target="_blank">ウォーターサーバーを比較</a>して、自分の家に合ったものを選ぶことが肝心です。</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>なぜ日本では水を殺菌しないといけないのか</title>
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    <published>2011-05-26T04:50:15Z</published>
    <updated>2011-05-26T04:58:20Z</updated>

    <summary>日本の清涼飲料水は厚生労働省の「食品衛生法施行規則」および「食品、添加物等の規格基準」に従って生産されている。ミネラルウォーターもずっとこの基準に忠実に製造され、他の清涼飲料水と同様に殺菌処理が行われてきたのだ。</summary>
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    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.jenna-mccorkell.com/water/">
        <![CDATA[<p>
	ミネラルウォーターの先進国であるヨーロッパが、無殺菌のまま製造することをかたくなに守っているのに対し、なぜ日本ではあくまで殺菌（除菌）することにこだわるのだろうか。</p>
<p>
	それは、日本でのミネラルウォーター市場が今日のように確立するまでの間、ミネラルウォーターはずっと、ジュースやサイダーなどと同じ「清涼飲料水の一種類」と考えられてきたからである。</p>
<p>
	日本の清涼飲料水は厚生労働省の「食品衛生法施行規則」および「食品、添加物等の規格基準」に従って生産されている。ミネラルウォーターもずっとこの基準に忠実に製造され、他の清涼飲料水と同様に殺菌処理が行われてきたのだ。</p>
<p>
	先に説明したように、日本のミネラルウォーターは1960年代にウイスキーメーカーが水割り用の水として大量生産を開始したあたりからその市場が確立した。ゆえに日本では80年代の半ばくらいまで、ミネラルウォーターといえば、パーで出されるウイスキーの水割り用の水のことだった。</p>
<p>
	それらウイスキーメーカー産のミネラルウォーターは、はとんどが工場で使われている地下水をその原水としていたが、日本の地下水にはミネラル分の少ない軟水が多く、また複数の水源の水を混ぜ合せたりもするため、ミネラルの量が一定にならない。そこでミネ<br />
	ラルを後から添加したり調整したりといった加工をするようになったわけだ。</p>
<p>
	だから平成２年（1990）に「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」が設定されるまで、日本では、ミネラルウォーターは地下水の加工品であるとしか理解されていなかった。添加をすることも、加熱処理をするのも、それまでの常識からすればあたりまえのことだったわけである。</p>
<p>
	しかし、ここで大きな問題が起きた。もし、すべてのミネラルウォーターが清涼飲料水であり、水道法の基準で製造しなければいけないとしたら、無殺菌のヨーロッパの「ナチュラルミネラルウォーター」は殺菌をしなければ販売することができないことになる。ということは輸入元は殺菌の手間や費用を負担しなくてはならない。</p>
<p>
	そうなれば販売価格にも影響してくるし、それ以前に、せっかく源泉を汚染から保護しに細心の注意をはらってボトリングした無殺菌の水が、日本に輸入されたと同時に殺菌されたのでは、その商品価値が落ちてしまう。ＥＣ（当時）側はこの厚生労働省の規制を「非<br />
	関税障壁」すなわち輸入品の市場拡大を阻む障害であると解釈し、日本政府に抗議した。</p>
<p>
	これを受けた日本政府は厚生労働省と協議し、昭和61年（1986）５月に初めて「ミネラルウォーター類の製造基準」という公式な通知を発表した。その要点は次のようなものだ。</p>
<ol>
	<li>
		原水は水道法第３条第２項に定める水道水の基準に適合する水でなくてはならない。</li>
	<li>
		製造に関する器具および容器包装は、適当な方法で洗浄し、かっ殺菌されたものでなくてはならない。</li>
	<li>
		ミネラルウォーター類は、容器包装に充填し密栓または密封した後に殺菌するか、殺菌した、もしくは濾過器等で除菌した原水を自動的に容器包装に充填し密栓または密封しなくてはならない。ただし「鉱水を原水とし、泉源から直接採水したものを自動充填した後、密栓したもの」「原水が病原微生物や有害な雑菌に汚染されていず、１ミリリットルあたりの細菌数が５以下であるもの」といった基準に適合するものについては殺菌または除菌を要しない。</li>
</ol>
<p>
	つまり、ミネラルウォーター類は基本的には日本の水道法の基準に則した&rdquo;殺菌された水&rdquo;であってはしいが、それが&rdquo;泉源から直接採水した鉱水&rdquo;であり&rdquo;汚染されていない水&rdquo;であれば、殺菌していなくても販売を認めましょうという内容である。ＥＣ側の抗議を受け入れたこの通知によって、ようやくヨーロッパの無殺菌「ナチュラルミネラルウォーター」は、輸入したそのままを販売できるようになったというわけだ。</p>
<p>
	当然、この通知は日本のミネラルウォーターにもそのまま適用されるはずである。ということは厚生労働省の見解では日本でも無殺菌（無除菌）の水を製造、販売してもかまわないことになる。</p>
<p>
	ところが、その後に登場した農林水産省のガイドラインには「無殺菌ミネラルウォーター」というカテゴリーは存在せず、濾過、沈澱及び加熱による殺菌（除菌）をした水も「ナチュラルミネラルウォーター」としてのお墨付きが与えられることになった。これが輸入品のみに例外的に無殺菌の水があり、国産に殺菌（除菌）処理を施しか水しかないという矛盾が起こっている理由である。</p>
<p>
	この厚生労働省によるミネラルウォーター類に関する法規制は、平成10年（1998）の３月に大きく改定され、より明確で具体性のあるものとなった。とりわけ、昭和61年当時の基準にあった味、臭気、濁度といった具体性に乏しい項目を削除し、泉源の環境汚染の指標として、界面活性剤、フェノール類、農薬、ＰＣＢ類、鉱油、多環芳香族炭化水素の６物質を基準に加えたことは評価に値するだろう。これで農薬を散布しゴルフ場が近くにある水源のいくつかは基準を外れることになると考えられるからである。</p>
<p>
	だが、少し穿った見方をすれば、この厚生労働省の基準の改定も「ナチュラルミネラルウォーター基準の国際規格化」という新たな流れに対する、ひとつの牽制のようにも受け取れる。</p>
<p>
	実は、これまで欧州の地域規格にすぎなかったコーデックス（Ｃｏｄｅｘ＝国際食品規格）のナチュラルミネラルウォーターの規格を、世界規模に拡大し国際規格にしようという動きが具体化してきているのだ。平成５年（1993）６月にスイスのジュネーブで行われたＣＡＣ（国際食品規格委員会＝コーデックスの母体）の総会でこの問題が議題として取り上げられたのを皮切りに、欧州規格の国際化が進行している。</p>
<p>
	日本でもコーデックス委員会の動向を踏まえ、平成14年（2002）10月の厚生労働省「薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品規格部会」において、食品衛生法におけるミネラルウォーター類の規格基準の改正について検討を始めると発表した。</p>
<p>
	コーデックス規格は、ＥＵの統一基準はど厳格なものではない。ＥＵ基準で定めている源泉における一般細菌の数など徹生物の問題についての具体的な数値を示していないし、水源の管理についても基準を設けるのではなく規範を示すに留まっている。だが、それで<span _fck_bookmark="1" style="display: none">&nbsp;</span>も日本のガイドラインに比べればはるかに厳しい規格である。もし、このコーデックス規格の国際化が現実に施行されたとしたら、日本では当然のことである「加熱殺菌」も「採水工場と製品化する工場が離れている」ことも見直しが求められるだろうし、国産のミネラルウォーターの多くが、現行のままでは「ナチュラルミネラルウォーター」を名乗ることが出来なくなってしまうだろう。一所懸命に企業努力をして工場に設備投資をし、殺菌処理で安全管理につとめてきた国産メーカーの水も、国際規格ではナチュラルミネラルウォーターとしては認められない可能性がある。</p>
<p>
	近い将来、日本の基準は徐々にコーデックス規格に近づいていくことが予想されるし、いずれは農林水産省の示すガイドラインも大幅な軌道修正を迫られることになるだろう。しかし、客観的に考えてコーデックス規格をそのまま日本で国際規格として施行するには<br />
	まだまだ時期尚早と思われる。ただ、あくまで個人的な希望を言えば、そろそろ日本にも厳格な環境保護に努め、無殺菌の水を供給するメーカーが現れてはしい。省庁や自治体との協力関係のもと、採水地のある森林の環境保護に取り組んでいるサントリーのような企業がもっともっと出て来てはしいものだ。<span _fck_bookmark="1" style="display: none">&nbsp;</span></p>
]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>ヨーロッパがミネラルウォーター先進国であるワケ</title>
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    <published>2011-05-26T04:39:49Z</published>
    <updated>2011-05-26T04:49:00Z</updated>

    <summary>ヨーロッパ人にとって、高いお金を出してミネラルウォーターを買うことは特別なことではない。むしろ、おいしくて安全で健康にいい水が高いのはあたりまえと考えている。だからこそ、高いお金を払うからこそ、その品質と効能にはこだわるのだ</summary>
    <author>
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    </author>
    
        <category term="ミネラルウォーターの基礎" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.jenna-mccorkell.com/water/">
        <![CDATA[<p>
	ヨーロッパ（ＥＵ加盟国）の統一基準の厳しさはおわかりいただけたと思うが、それにしてもなぜ、ヨーロッパでは「ナチュラルミネラルウォーター」に対して、これほどまでに細かい基準を設けているのだろうか。</p>
<p>
	それは、基本的にミネラルウォーターを「水道水の代用品」として考えている日本人と、「健康のために飲む水」と捉えているヨーロッパ人の、意識のちがいではないかと思われる。</p>
<p>
	日本人が水と健康の関係を真剣に考えはじめたのはごく最近のこと。10年ほど前までは、飲み水イコール水道水と考えるのが普通だった。井戸水や湧き水などの&rdquo;生水&rdquo;は、そのまま飲むと病原菌に感染するおそれのある危険な水と教えられ、こうした微菌を殺菌消毒した水道水こそがおいしく安全な&rdquo;飲み水&rdquo;と信じてきたのである。</p>
<p>
	一方ヨーロッパの人々は基本的に（イギリスを除いて）水道水をあまり信用していない。それはヨーロッパの水道水源の多くが河川水であるのに、海のない内陸の国や都市では下水をそのまま水源である河川に流してきたからだ。上流にある都市が流した下水の混ざった河川水を、下流では水道に用い、また下水を流す、そうしたことを繰り返しているうちにどんどん水道の品質は低下してゆく。だから水道水はもちろん生活用水ではあるけれど、そこに&rdquo;おいしくて安全&rdquo;という認識は希薄だ。また、かつてヨーロッパを危機に陥れたペストやコレラなどの伝染病の主な感染源が河川水であり、その記憶が今も消えないことも、河川水を水源とする水道水への不信に繋がっていると考えられる。</p>
<p>
	ゆえにヨーロッパ人にとって、高いお金を出してミネラルウォーターを買うことは特別なことではない。むしろ、おいしくて安全で健康にいい水が高いのはあたりまえと考えている。だからこそ、高いお金を払うからこそ、その品質と効能にはこだわるのだ。</p>
<p>
	先に述べたように、ここ数年の問に「健康のためにミネラルウォータフを買う」という人も加速度的に増えてきている。だが、これまで水道水を信じて飲み続けてきた日本人にとって、１本が２００円もするミネラルウォＪ夕ーは高価なものというイメージがまだまだ根強い。だから日本ではそのミネラルウォーターがどういう個性や特徴を待った水かということよりも、値段の安さやブランドイメインでどの水を買うかを決めている、という傾向がある。</p>
<p>
	しかし、品質にこだわるヨーロッパ人は「ミネラルバランスが良くおいしいから買う」「科学的に健康にいいと証明されているから買う」といった能動的な理由でミネラルウォーターを求めている。だから、源泉が保護され、微生物学的にも化学的にも安全で、科学的にその効能が認められている、手つかずの無殺菌の水でなくては信用されない。</p>
<p>
	もうひとつ、ヨーロッパでは「ナチュラルミネラルウォーター」は&rdquo;生きている水&rdquo;と考えられている。無殺菌、無除菌であるということは水の中に細菌が生きているということであり、それをそのまま飲むということは、それらの生菌を体の中に摂り込むということだ。</p>
<p>
	日本人は味噌や柏豆の中に人体に有益な細菌が生きていることを知っているのに、こと水については必要以上に細菌をおそれる傾向にある。</p>
<p>
	しかし、有害な細菌の代名詞ともなっている大腸菌でさえ、本当に有害なのは「毒素原性大腸菌」や「組織侵入性大腸菌」など限られた種類だけであり、そのはとんどが安全で、ビタミンの合成を助けたり、他の病原菌の侵入を防いだりするぶに玉菌&rdquo;なのである。そ<br />
	もそも人間の大腸には常時１億個もの大腸菌が棲んでいるのだから、生菌イコール有害と決めつけるのはまちかっている。</p>
<p>
	その点、ヨーロッパでは、それが有害な菌でない限り、それを自然のまま肉体に摂り入れることこそが重要と捉えている。そうでなければ、チーズやヨーグルトの乳酸菌をそのまま摂取しようという発想は出てこない。殺菌処理をするのはまさに生きている水を殺す行為であり、死んだ水を「ナチュラルミネラルウォーター」とは認められない、というのがヨーロッパの考えなのだ。</p>
<p>
	もちろん、無殺菌の「ナチュラルミネラルウォーター」は、同時に細菌の自然増殖という問題点もはらんでいる。</p>
<p>
	いかなる細菌であっても１ミリリットルあたり１億個を超えれば腐敗が始まるといわれている。それが無害な細菌であったとしても、開校して菌が空気に触れれば増殖が始まる。だから無殺菌の水を開校して数週間から数か月、室温のまま放置すれば、腹痛や下痢をひきおこしかねないはど細菌が増殖する可能性は否定できない。つまり無殺菌の「ナチュラルミネラルウォーター」は&rdquo;生鮮品&rdquo;であると理解したはうがいい。</p>
<p>
	生鮮品、つまりなま物であるからには、開栓したあとはすぐに飲むか、あるいは冷蔵庫で保存することが前提となる。そのルールさえ守れば問題はない。</p>
<p>
	逆に、加熱して殺菌したミネラルウォーターであれば安全かといえば、決してそんなことはない。</p>
<p>
	殺菌した水は、ボトリングしたその時点ではもちろん無菌状態であるけれど、開校して空気に触れてしまえば、空気中の雑菌に感染し、増殖する可能性がある。まして開栓した容器に直接目をつけて、ラッパ飲みなどすれば、たちまち口内の細菌類が水に伝染し、増<br />
	殖をはじめる。間栓後のことだけを考えれば、それが無殺菌であろうと殺菌した水であろうと条件ははとんど変わらない。だから、殺菌ミネラルウォーターと無殺菌ミネラルウォーターに安全面での差異はないといえる。</p>
<p>
	日本でミネラルウォーターの消費が飛躍的に伸びているのは間違いないが、平成１3年（2001）の国民一人あたりのミネラルウォーターの年間消費量のデータでは、フランスの１４１.６リットルに対し日本はわずか９.８リットル。比較からいえば、日本人が買うミネラルウォーターの量はまだまだフランスの14分の１に過ぎない。それはどの量のミネラルウォーターを日常的に飲んでいるヨーロッパ人が、ミネラルウォーターに対して、厳しく、うるさいのはあたりまえである。ヨーロッパがミネラルウォーターの先進国であるとすれば、まだまだ日本は発展途上の段階。正確な情報は不足しているし、行政サイドのミネラルウォーターへの対応や扱いにも迷いがうかがえる。</p>
<p>
	だが、少しずっではあるが、日本でも消費者白身がそのニーズに合わせてミネラルウォーターを選択し、購入するようになってきている。国産ミネラルウォーターの中に加熱殺菌からフィルター濾過（除菌）に処理方法を切り替えるところが増えていることや、かつては「おいしくない」と敬遠されがちだった硬水が「ミネラルが豊富だから」という理由で消費量が増加してきているのは、そのあらわれだろう。</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ヨーロッパのミネラルウォーター基準は</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.jenna-mccorkell.com/water/base/post-2.html" />
    <id>tag:www.jenna-mccorkell.com,2011:/water//5.6</id>

    <published>2011-05-26T04:27:58Z</published>
    <updated>2011-05-26T04:38:49Z</updated>

    <summary> 	ヨーロッパ（ＥＵ加盟国）における「ナチュラルミネラルウォーター」の規定は、1...</summary>
    <author>
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    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.jenna-mccorkell.com/water/">
        <![CDATA[<p>
	ヨーロッパ（ＥＵ加盟国）における「ナチュラルミネラルウォーター」の規定は、1980年（昭和55）７月に、ＥＥＣ（欧州経済共同体）の審議会が加盟国（フランス、西ドイツ、イタリアなど当時９か国）に送った「ナチュラルミネラルウォーターの利用と販売に関する通達」の中で、統一基準としてまとめられている。</p>
<p>
	これは第１条から17条までの通達と３種類の添付書類で構成されている綿密な内容のもので、すべてをそのまま転載するとおそらく数十ページにも達してしまうし、一般的にはわかりにくい用語も多いから、その中の特に重要な部分のみを抜粋してみることにしよう。</p>
<p>
	まずこの統一基準では「ナチュラルミネラルウォーター」の条件を以下のように定めている。</p>
<ul>
	<li>
		微生物学的に健全な水であり、またあらゆる汚染に対して源泉が保護されていることが十分に証明されていること。</li>
	<li>
		地下水面または帯水層（地層を構成している粒子の間隔が大きく、その地層の中に地下水を含んでいるもの）から生じ、更に自然の、あるいは掘削した出口から現出する水であること。</li>
	<li>
		地質学的、化学的、微生物学的、あるいは薬理学的、臨床的に「健康に好適な特性」が認められていること。</li>
	<li>
		その含有成分、温度および他の基本的な性質が、自然の変動の限度内で常に安定していること。</li>
	<li>
		源泉における総生菌数が正常であり、またそれが定期的な分析によって確認されていること。</li>
	<li>
		少しわかりにくいと思われるかもしれないが、簡単に言えば、源泉がきちんと汚染から保護されている地下水で、科学的に健康に好適であることが立証されており、安全な生菌が正常な範囲で生きているものでなくては「ナチュラルミネラルウォーター」と名乗ることができないということだ。</li>
	<li>
		しかもその定義に合致していることを証明するためには、以下のこと細かな要件についてのデータを提出し、すべてをクリアしなくてはならない。</li>
	<li>
		１一1000以下の縮尺の地図上に示しか源泉の位置と標高。</li>
	<li>
		源泉のある場所の地層の構成。</li>
	<li>
		詳細な地質学的報告書。</li>
	<li>
		汚染に対して源泉を保護している証明。</li>
	<li>
		源泉の水温、流水量、周辺の気温。</li>
	<li>
		土地（地層）の性質ど、水の中の無機塩類（ミネラル）の性質および両者の関係。</li>
	<li>
		摂氏１８０度、２６０度における蒸発残留物。</li>
	<li>
		電気伝導度と電気抵抗率（測定温度を明示すること）。</li>
	<li>
		水素イオン濃度（ペーハー値）。</li>
	<li>
		源泉の放射性化学線的性質。</li>
	<li>
		寄生虫および病原性微生物が存在していないことの証明。</li>
	<li>
		大腸菌その他の雑菌が存在しないことの証明。</li>
	<li>
		水１ミリリットルあたりの総生菌数の測定結果。</li>
	<li>
		薬理学的、臨床的に認められた健康に対する影響の分析結果。</li>
</ul>
<p>
	じつはまだまだあるのだが、これだけでもその厳格さがおわかりいただけると思う。ヨーロッパではこんなにも数多くの要件をクリアしなければ、「ナチュラルミネラルウォーター」の源泉としてふさわしいとは認められないのである。</p>
<p>
	そして本当に驚くのは、こうした厳しい基準によって認められた水をボトリングして販売するためには、より厳しい規定が待ち受けているということだ。</p>
<p>
	これもまた、その要点を書き出してみよう。</p>
<ul>
	<li>
		（源泉から採取された水は）どのような手段によるいかなる殺菌処理も、その生菌数を変化させる可能性のあるいかなる処理も、添加も禁止する。</li>
	<li>
		ビン詰め後12時間以内（この間水温を摂氏４度&plusmn;1度に保つ）の測定で、容器内の総生菌数は、寒天培地（または寒天、ゼラチン混合培地）摂氏20度～22度で「に時間放置して１ミリリットルあたり１００個を超えることができない。</li>
	<li>
		ビン詰め後の総生菌数は、源泉で見られる細菌数が正常に増殖して得られた結果と同等でなくてはならない。</li>
	<li>
		ナチュラルミネラルウォーターの包装に使用されるいかなる容器も、品質劣化、または汚染に対するどのような可能性も回避できるようにデザインされた蓋を装着するものとする。ひとつの、および同一の源泉から採水されるナチュラルミネラルウォーターは、複数の商業的呼称を用いて販売することはできない。</li>
	<li>
		容器、ラベル、広告などいかなる形式であっても、その商品を説明する標識において、その水の持っていない（証明されていない）性質を示唆したり、人の病気について予防、治療の効能を謳う表示を禁止する。ただし、その効能が物理化学的、薬理学的、生理学的、臨床的に認められていれば、その限りではない。</li>
</ul>
<p>
	この製品化についてのヨーロッパの規定と、日本の農林水産省が定めた「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」がもっとも大きく違うところは、以下の３点である。</p>
<ol>
	<li>
		いかなる殺菌処理も禁じていること。かわりにボトルの中の水に含まれる生菌の数を厳しく限定していること。</li>
	<li>
		同じ水源の水を複数の名称で販売することを認めないこと。</li>
	<li>
		水源周囲の環境保護を義務づけていること。</li>
</ol>
<p>
	ヨーロッパでは当然のことと考えられているこの３つのポイントが、すべて日本のガイドラインには記載されていない。</p>
<p>
	日本ではミネラルウォーターに含まれる生菌をすべて殺菌（または滅菌）することによって処理しているというのは先に触れたが、それだけではなく、同じ水源から採水しても別の会社が販売するのであれば、別の商品名をつけることが許されているのである。</p>
<p>
	日本のミネラルウォーター会社の中には自社の井戸を持っていないところがある。そうした会社は、井戸の所有者から採水の権利を買い、それを加工し、販売しているケースが多いようだ。ということは、仮に自社の井戸を持だない５つのメーカーが、同じ井戸の採<br />
	水権を買った場合、同一の井戸から汲み上げられた水質もミネラル成分もまったく同じ水が、５つの商品名で別々の水として販売される、ということが起こってしまう。</p>
<p>
	そして水源をとりまく環境の保全は、21世紀の日本にあって最重要課題のひとつであ今今や山林への産業廃棄物の不法投棄は各自治体にとって深刻な問題となっている。６年前の平成11年（1999）には、日本の美しい自然のシンボルとも言うべき日光国立公園の尾瀬沼乗岸にある山小屋「長蔵小屋」で取り壊した建物の廃材を不法投棄していたことが報道されたが、こうした心ない投棄が地下水にもたらす影響は決して看過できるものではない。それなのに日本のガイドラインには水源の環境についての記述は一行もない。</p>
<p>
	みな同じように殺菌され、同一の水源なのに違う商品名を名乗ったり、水源の環境が保<span _fck_bookmark="1" style="display: none">&nbsp;</span>全されているのかどうかもわからない。これでは消費者がそのニーズに合った水を探そうとしても、判断の基準、材料が乏しすぎて選ぶことができない。</p>
<p>
	ヨーロッパの統一基準は、水の安全管理という意味だけではなく、それぞれの「ナチュラルミネラルウォーター」の性質の違いも明確にしているのである。<span _fck_bookmark="1" style="display: none">&nbsp;</span></p>
]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>日本でのミネラルウォーターの歴史</title>
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    <id>tag:www.jenna-mccorkell.com,2011:/water//5.5</id>

    <published>2011-05-17T11:58:19Z</published>
    <updated>2011-05-17T12:21:54Z</updated>

    <summary>ミネラルウォーター＝水割り用の水というイメージを覆したのが、昭和58年（1983）の『六甲のおいしい水』の登場である。洋酒メーカーではなく、食品メーカーである「ハウス食品」が一般家庭を対象にして発売した、この&quot;日本初の家庭用ミネラルウォーター&quot;の誕生は、まさに革命的な出来事であった。『六甲のおいしい水』はそのネーミングのわかりやすさ、翌59年の全国的な水不足など、様々な要因によってシェアを拡大、名水ブームの嚆矢となった。</summary>
    <author>
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    </author>
    
        <category term="ミネラルウォーターの基礎" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.jenna-mccorkell.com/water/">
        <![CDATA[<p>
	10年ほど前まで、飲み水としてミネラルウォーターを買うのは、よほどの金持ちか奇特な人間と見られていた。</p>
<p>
	それがいつから、どんな理由で、ここまでの市民権を得るようになったのか。日本におけるミネラルウォーターの歴史をひもといてみることにしよう。</p>
<p>
	日本で最も古い市販ミネラルウォーターの記録は、明治Ｂ年（1880）の「東京絵入新聞」に掲載されている『山城炭酸水』という商品の広告と言われている。しかし現在ではこの『山城炭酸水』に関する資料は何も残されていない。これに次ぐ古い記録には、兵庫県平野から湧き出る自然の炭酸水を明治21年（1888）に明治屋が『三ツ矢平野水』として売り出したというものがあり、この『三ツ矢平野水』を日本における市販ミネラルウォーター第１号とするのが一般的である。『三ツ矢平野水』は後に『三ツ矢サイダー』として、ミネラルウォーターではなく清涼飲料として広く一般に流通することとなる。</p>
<p>
	その２年後の明治23年（1890）には、やはり天然炭酸水を原水とした『ウヰルキンソン炭酸鉱泉水』が同じ兵庫県で製造、販売されている。ただしこれらの炭酸水は神戸や横浜の居留地の外国人向けの商品で、日本人で求める人は数えるほどしかいなかった。日<br />
	本人向けのミネラルウォーターとしては、昭和４年（1929）に売り出された「堀内合名会社」の『富士鉱泉水』（現在の『富士ミネラルウォーターしか最初である。甲州下部町の鉱泉水をビン詰めにして売るという当時の日本では画期的な商品だったが、やはりニーズは高級ホテルやレストランなどに限られ、一般市民が気軽に飲めるものではなかった。</p>
<p>
	戦後になると、進駐軍用を中心に需要が増え、鉱泉水をアメリカ式に&rdquo;ミネラルウォーター&rdquo;と呼ぶのが普通となった。昭和30年代に入り景気が回復すると、トリス・パーをはじめとする洋風酒場が流行し、ウイスキーの需要が飛躍的に高まった。この頃に登場したのが、ウイスキーの水割り用としてのミネラルウォーターである。高度経済成長期を迎えた昭和42年（1967）にはこの水割りが大流行し、ニッカウヰスキーやサントリーといった洋酒メーカーがビン詰めのミネラルウォーターを商品化する。以後、この水割り用のビン詰めが、ミネラルウォーターの代名詞として広く一般に認知されることになる。</p>
<p>
	こうしたミネラルウォーター＝水割り用の水というイメージを覆したのが、昭和58年（1983）の『六甲のおいしい水』の登場である。洋酒メーカーではなく、食品メーカーである「ハウス食品」が一般家庭を対象にして発売した、この&rdquo;日本初の家庭用ミネラルウォーター&rdquo;の誕生は、まさに革命的な出来事であった。『六甲のおいしい水』はそのネーミングのわかりやすさ、翌59年の全国的な水不足など、様々な要因によってシェアを拡大、名水ブームの嚆矢となった。</p>
<p>
	この『六甲のおいしい水』の成功をきっかけに、全国各地の企業、自治体等が、まるで雨後のタケノコのように家庭用ミネラルウォーターの販売に乗り出し、それまで20程度に過ぎなかった国産銘柄がわずか数年で２００ブランド以上にもなった。</p>
<p>
	昭和61年（1986）５月にミネラルウォーターに関する基準が一部改正され、ヨーロッパの無殺菌のミネラルウォーターの輸入が正式に認められてからは、『エビアン』『ヴィッテル』といった&exist;ｊロッパの大手ブランドが本格的に市場参入を果とし、輸入ミネラルウォーターの二しスも飛躍的に拡大していった。</p>
<p>
	そして平成２年（1990）、ついに家庭用ミネラルウォーターの消費量が業務用を越えた。ミネラルウォーターが一般家庭に定着したことは大きな話題となり、マスコミの記事にも&rdquo;ミネラルウォーター&rdquo;の名前が日常的に登場するようになった。農林水産省が「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」を公示しかのもこの年だ。だが、この時点では家庭用と業務用ミネラルウォーターの消費量を合わせてもまだ17万5000キロリットルにすぎなかった。</p>
<p>
	平成５年（1993）には、輸入品の５００ミリリットルサイズのペットボトルガロンンスストアなどで販売され、それを首からぶらさげて歩くための「エビアンホルダー」というグッズが登場。これがテレビや雑誌で紹介されるや、携帯した若者が渋谷や原宿を閑歩するようになり、社会現象と呼ばれるまでになった。</p>
<p>
	ところがその翌年である平成７年（1995）の９月に、カナダ産のミネラルウォーターにカビの胞子が混入しているのが発見され、それが「ミネラルウォーター安全神話に陰り」とマスコミで大きな騒ぎに発展してしまう。いわゆる「異物混入事件」だ。当時の厚生省（現・厚生労働省）の調査では、異物混入が認められた違反品ミネラルウォーターは計41銘柄にも及んだ。</p>
<p>
	その41銘柄の中にカナダやオセアニアなどからの輸入ミネラルウォーターがいくっか含まれていたため、「外国産の水は危険」との心ない風評も立ったが、実は違反品の本数は輸入品よりも国産品の方が圧倒的に多く、同年10月の厚生省生活衛生局の発表では、輸入品の違反率が0.55パーセントだったのに対し、国産品の違反率は5.58パーセントと、約10倍もあった。</p>
<p>
	この「異物混入事件」で、一時期は消費が落ち込んだミネラルウォーター市場だったが、平成９年（1997）からは右府上がりの急成長を遂げる。そして平成11年（1999）には、Ｙ２Ｋ問題で、当時の小渕首相自ら「飲み水の備蓄を」と呼びかけたことも影響して、ミネラルウォーターの消費量がついに１００万キロリットルの大台を突破。国民ひとりあたりの１年間のミネラルウォーター消費量も8.9リットルに達する。つまりミネラルウォーターの消費量は平成２年（1990）から平成Ｈ11年の10年間で、6.5倍も膨れ上がったことになる。最新の平成16年（2004）のデー夕では12.7リットルに達しているから、平成２年からの15年間ではなんと9.3倍。ここまでの急成長を遂げたアイテムは他ジャンルを含めても稀だろう。</p>
<p>
	では、ミネラルウォーターが短期間にここまで市場を拡大した理由は何なのだろうか。それは、先に挙げた「水道水への不信」ともうひとつ、「おいしさの追求」が考えられる。</p>
<p>
	『天然水（南アルプス、阿蘇）』の発売元であるサントリＪが、平成15年（2003）６月に行なった「消費者飲用動向調査」によれば、（自宅でミネラルウォータフを飲むようになったきっかけ）の第１位は「おいしい水が飲みたくて」（63・８パーセント）、第２位は［水道水に不安があって］（49・６パーセント）。（自宅でミネラルウォーターを飲む理由）の第１位は「おいしいから」（68パフセント）、第２位は「水道水がまずいから」（50パーセント）、第３位は「不安がないから」（30・２パーセント）、第４位は「自然・天然の水だから」（26パーセント）となっている。</p>
<p>
	この調査からは、近年の&rdquo;グルメブーム&rdquo;によって&rdquo;おいしい水&rdquo;に対する関心が芽生え、それと前後して水道水にトリハロメタンなどの発ガン性物質が含まれているという報道がさますまなメディアでなされたことが相乗効果となって、水を買うという消費行動が定着していったことが読み取れる。</p>
<p>
	だから、わかりやすく言えば水道水がまずい地域ほどミネラルウォーターがよく売れている。実際にミネラルウォーターの消費は東京、大阪、福岡など水道水に問題を抱えた地域に集中しており、同じ大都市であっても水遠水の水質が比較的良好な名古屋では伸び悩む傾向にある。</p>
<p>
	醸造酢の大手メーカーであるミツカンが毎年行っている「水にかかわる生活意識調査」のうち、平成Ｂ年（２００～７月に東京圏、大阪圏、中京圏の在往者６００名を対象に行った調査（有効回答４６６票）によれば、（飲み水として使う水》としてミネラルウォーター）を挙げた人は大阪圏の32.2パーセント、東京圏の26・３パーセントに対して中京圏は16.8パーセントに留まっている。反対に「水道水」を飲み水として挙げた人は大阪圏の19.8パーセント、東京圏の14.7パーセントに対し、中京圏は40.7パーセントを占めている。つまり大阪圏、東京圏ではすでに「ミネラルウォーターを飲む人」が「水道水を飲む人」を上回っているのに、中京圏ではまだまだ［水道水を飲む人］が多数派と、地域によるばらつきはかなり大きい。　しかし、この調査結果を見て、良質な水道水が飲めるはずの中京圏に「ミネラルウォーターを飲む人」が17パーセント近くもいるということに、逆に驚かれた向きも多いかもしれない。実はそこの部分に、ミネラルウォーター市場が急成長を遂げたもうひとつの理由が隠されている。</p>
<p>
	ここ数年、［おいしさの追求］と「水道水への不信」ではない、新しい理由でミネラルウォーターを求める人が急激に増えてきている。それは［健康維持、促進］というものだ。</p>
<p>
	近年、ペットボトルウォーター市場でも有数の人気商品となった海洋深層水の一部の商品や、ダイエット効果のある水として若い女性に人気があるフランス産の『コントレックス』などは、日本の平均的なミネラルウォーターの数十倍もの硬度を有しており、口当たりは重く、とても「おいしい」とは言えない。しかも炊飯や料理といった用途にもまったく向かない。つまり完全に「健康維持、促進」を目的として購入されている水である。</p>
<p>
	こうした、これまでの国産ミネラルウォーターとはまったく違う性質を待った水が支持を集めるようになったことは、消費者が「水道水の代用品」ではなく「健康飲料」としてミネラルウォーターを求めるようになってきた、その大きな変化の現れと言っていいだろう。それが、水道水の良好な地域でもミネラルウォーターの消費が増えている理由なのである。</p>
<p>
	この背景としては、数年前から雑誌やテレビなどのマスメディアでｙ健康丿や&rdquo;美容&rdquo;をテーマとする特集記事や番組が増えたこと、食生活の変化によって海産物をあまり摂らない10～30代のミネラル摂取不足が問題となっていること、そして輸入ミネラルウォーターの定着によって日本人の味覚が硬度の高い水に慣れてきたことも挙げられる。</p>
<p>
	この「健康維持、促進のために水を買う」という考え方は、これまで日本においてはあまりポピュラーなものではなかったが、国民一人あたりの消費量が日本の10倍以上というミネラルウォーター先進国ガのフランスやイタリアでは常識と言っていい概念だ。ヨーロッパ　（ＥＵ加盟国）の統一基準では「飲み続けることで健康に好適な特性があることが科学的、医学的、または臨床学的に証明されていること」が、ナチュラルミネラルウォーターのひとつの条件として挙げられている。こうした傾向が高まっていけば、いずれ日本のガイドラインも見直しを求められる日が来るはずだ。</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ミネラルウォーターとは？</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.jenna-mccorkell.com/water/base/post.html" />
    <id>tag:www.jenna-mccorkell.com,2011:/water//5.4</id>

    <published>2011-05-17T11:23:54Z</published>
    <updated>2011-05-17T11:43:27Z</updated>

    <summary>日本のミネラルウォーターに関するガイドラインでは、天然のままの水でなくても、その成分にミネラルをほとんど含まない水でも、&quot;ミネラルウォーター&quot;として販売することが認められているからである。

そう、日本においてはミネラルウォーター、イコール天然水のことではない。
</summary>
    <author>
        <name>k2</name>
        
    </author>
    
        <category term="ミネラルウォーターの基礎" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.jenna-mccorkell.com/water/">
        <![CDATA[<p>
	現在、この日本には、国産、輸入品とりまぜ５００ブランド以上の多種多様なミネラルウォーターが飲料水として流通している。</p>
<p>
	こんなに多種多様なミネラルウォーターが販売され、驚異的な勢いでその消費量が増えている背景には、水道水（特に大都市圏）のまずさに対する不満やその安全性への不信があるのは間違いのないところだろう。</p>
<p>
	朝日新聞社が平成13年（２００～の３月に、全国の有権者から選挙人名簿で3000人を選んで行った「水についての世論調査」によれば、なんと全体の47パーセントの人が「家庭で水道水をそのまま飲まない」と答えている。男女比でいうと、男性の４９一パーセントに比べ、女性は52パーセントと10パーセントも多いのが特徴的で、これを30代の女性に限定するとなんと59パーセントもの人が「飲まない」と答えている。</p>
<p>
	そして、ミネラルウォーターを買う理由としては「おいしいから」（14パーセント）、「安全だと思うから」（14パーセント）、「健康にいいと思うから」（７パーセント）という回答が上位を占めている。</p>
<p>
	つまり、塩素臭く、カビ臭く、トリハロメタンなどの発ガン性物質が含まれ、環境ホルモン物質による汚染の可能性も否定できないといわれる水道水よりは、多少値段は高くても、ペットボトル入りの天然水の方がずっと安全である、という判断のもとに、消費者はミネラルウォーターを購入しているわけだ。</p>
<p>
	しかし、ミネラルウォーターは本当においしくて安全がな水ばかりなのだろうか。そして私たち消費者は、ミネラルウォーターについてはたしてどれだけのことを知り、理解しているのだろうか。</p>
<p>
	実際、ミネラルウォーターにはよくわからない点が多い。</p>
<ul>
	<li>
		まず、ただの水なのになぜペットボトルー本で２００円以上もの値段がつけられているのか。</li>
	<li>
		ボトルの中身は本当に自然のままの水なのだろうか。</li>
	<li>
		種類は沢山あるが、その味や成分にいったいどれはどの違いがあるのか。</li>
	<li>
		そもそもミネラルウォーターとは何なのか。</li>
</ul>
<p>
	もし街で道往く人に「ミネラルウォーターとは何ですか」という質問をしたとしたら何と答えるだろう。最も多い答えは「天然そのままの水のこと」というものではないだろうか。次に多い答えは「ミネラルを沢山含んでいる水」ではないかと思う。</p>
<p>
	しかしこの２つの答えは、どちらも正解ではない。なぜなら日本のミネラルウォーターに関するガイドラインでは、天然のままの水でなくても、その成分にミネラルをほとんど含まない水でも、&rdquo;ミネラルウォーター&rdquo;として販売することが認められているからである。</p>
<p>
	そう、日本においてはミネラルウォーター、イコール天然水のことではない。</p>
<p>
	平成２年（1990）３月に農林水産省が制定した「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」によれば、日本のミネラルウォーターは４つに分類されている。</p>
<p>
	まず、複数の地下水を混ぜ合せるか、地下水に人工的にミネラル分を添加し成分を微調整しかものをこう不ラルウォーター」、特定の水源から採水された地下水に濾過、沈澱、加熱いずれかの殺菌を施しかものを「ナチュラルウォーター」、その「ナチュラルウォーター」の中でも特に、ミネラルが地下で滞留中か移動中に溶け込んだものを「ナチュラルミネラルウォーター」と呼ぶ。そしてこの三つのカテゴリーには当てはまらないが、食品衛生法に草づく殺菌処理がなされた水を総称して「ボトルドウォーター」という。</p>
<p>
	こう説明するともっともらしいが、このガイドラインでは、水に含まれるミネラルの量についての数値的な基準が示されていないし、後からミネラルを添加、調整することも認めてしまっている。つまり、水道水の平均値の10分のＩしかミネラル値のない水でも、人工的にミネラルを増やした水でも、水源が地下水であればＴう不ラルウォーター」ということになってしまうのだ。「ボトルドウォーター」ともなると、それが食品衛生法の基準をクリアしていれば、河川の水や水道水をそのまま瓶に詰めて売ってもいいということになっている。</p>
<p>
	一般的な概念と照らし合わせても、ミネラルを後から調整した水や、複数の水源の水を混ぜたものを天然水というには無理がある。その点、日本のミネラルウォーター類の中で唯一、天然水に近いと思えるのが「ナチュラルミネラルウォーター」に分類される水であるといえる。これだけはその原水を地下水の中でも自然の状態でミネラルが溶け込んだもの万に限定しているからだ。</p>
<p>
	私たちが普段目にすることの多い大メーカーのミネラルウォーターのほとんどは、このガイドラインにおける「ナチュラルミネラルウォーター」に属している。</p>
<p>
	しかし厳密な意味から言えば、この「ナチュラルミネラルウォーター」さえも天然水とは言いがたい。</p>
<p>
	それは日本の「ナチュラルミネラルウォーター」には、濾過、沈澱及び加熱による殺菌（除菌）が義務づけられているからである。天然水とは天然そのままの水ということなのだから、人為的に殺菌（除菌）した水を天然水とは認められない。ことに加熱殺菌は、天然水の中に含まれている人体に無害な生菌を殺してしまうばかりか、水のおいしさの要素である酸素や炭酸ガスも減少させてしまうと考えられている。</p>
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	では日本では人の手を加えない&rdquo;殺菌も濾過もされない天然水&rdquo;は販売されていないのかといえば、スーパーやコンビニェンスストアで、ごく普通に流通している。</p>
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	それはヨーロッパ　（ＥＵ加盟国）産の「ナチュラルミネラルウォーター」のことである。</p>
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	同じ「ナチュラルミネラルウォーター」でも、日本の水とヨーロッパの水では規制の基準が大きく異なっている。日本の水がいかなる原水であっても殺菌（除菌）を義礎づけられているのに対し、&exist;Ｊロッパの水は無殺菌で販売することが認められている。もちろんその原水は天然のミネラルが自然な形で溶け込んだ地下水に限定されている。つまり日本では、ヨーロッパ産の水だけが例外的に、天然の状態でボトリングされたものがそのまま販売されているのである。</p>
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	そうなると今度は、市販される飲料水なのに「無殺菌のままで安全なのか」という疑問が出てくる。多くの日本の消費者にとって無殺菌の水とは&rdquo;生水&mu;というイメージが強いからだ。自然そのままなのはいいが、大腸菌や雑菌がウヨウヨしていてはたまらない。</p>
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	もちろんその心配は無用だ。ヨーロッパのミネラルウォーターの基準は日本のガイドラインとは比較にならないほど厳格なものだ。そして源泉の安全管理や周辺の環境保護においても格段の差がある。つまりヨーロッパのミネラルウォーターは「無殺菌だから危険」<br />
	なのではなく「無殺菌で売れるほど安全」なのである。</p>
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	例えば輸入のミネラルウォーターとして日本で最も人気の高いブランドである『ボルヅイック』では、源泉の周囲５キロ以内を保護区として、地上に建造物を建てるのはおろか、すべての地下活動をも禁止して地下水を守っている。比べて日本のミネラルウォーターの<br />
	採水場の場合は、源泉周辺の環境に対しては全く何の規制もないから、仮に水源である山の上にゴルフ場が建設されても、産業廃棄物の処理場ができても、なすすべがないのが実情だ。日本のガイドラインには「源泉の近くに農薬ならびに人体に有害な化学物質を散布する施設を建ててはならない」といった条文はないし、それ以前に「市街地、住宅地の近くに採水工場を建ててはならない」という規制もない。ゆえに日本では&rdquo;大自然の水&rdquo;というイメージで広告展開をする一方で、市街地近くで採水し、販売している「ナチュラル<br />
	ミネラルウォーター」も存在している。</p>
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	なぜ、日本とヨーロッパにはミネラルウォーターに対する考え方にこれはどの差加あるのだろうか。両者の背景、事情を比較しながら、その理由をじっくりと説明していこう。</p>
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